・シドニー観光
・メルボルンでのクラブ活動、競技会の記録
・全体の活動を通して
こんにちは。東工大中距離の井上です。
春合宿も終わり、ついに待ちに待ったトラックシーズンがはじまろうとしています!
シーズンインに向けて、今のうちに旅行に出かけるなど、春休みを満喫していた人も多いのではないのでしょうか。
私もその一人です。実は今年の春合宿を欠席して、3/1~3/11の10日間オーストラリアに超短期派遣プログラムに参加してきました。
シドニーとメルボルンの2つの都市を回りましたが、観光や大学の授業体験だけでなく、空いた時間でメルボルン大学の陸上クラブにも参加してきました。とても良い経験ができたので、シドニーの観光情報を踏まえつつ、その貴重な体験をここでお伝えしようと思います。
3/1(木)昼過ぎ成田空港を出発
3/2(金)シドニー到着
ニューサウスウェールズ大学の見学ツアーに参加後、ボンベイビーチに訪れました。
3/3(土)シドニー市内散策
シドニー博物館からスタートし、セントマリー聖堂、オペラハウス、さらにパレードの鑑賞と一日中歩き通しました。その日の朝はオペラハウスとハーバーブリッジが同時に見える撮影スポットまで走ってきたので、そこでとったお気に入りの写真を載せておきます。
3/4(日)シドニーから国内線でメルボルンへ
早朝にシドニーからメルボルンに移動し、そのままフィリップ島ツアーに参加してきました。フィリップ島といえばペンギンパレードですが、撮影禁止ということだったので、その前によったコアラ保護センターのコアラと野生のワラビーを載せておきます。
3/5(月)~3/10(土)メルボルン大学
基本的に大学に通い、授業を受ける生活なので、そのあたりの話は省きます。
実際にメルボルンで行った陸上関係の活動は以下の2つです。
・3/6(火)と3/10(土)のクラブ活動への参加
・3/8(木)に開催されたVictoria Milers Club(VMC)が主催する”Meet5”と呼ばれる記録会への参加
です。これらについても時系列に沿って書いていきます。
その前に簡単に参加したクラブチームについて説明しておきます。
メルボルン大学で参加したのはMelbourne University Athletic Club(MUAC)と呼ばれる陸上クラブです。正規のクラブの選手は120~30人の大規模なグループですが、外部の大学の生徒や大人の会社員まで様々な人が練習に参加することができ、日本でいう部活という感じではなかったです。横のつながりが弱く、コーチを通じてメニュー等を決めているので、皆はじめましてという雰囲気でした。英語が不慣れな日本人が溶け込むにはかなり難しい環境だったと正直思います。
3/6(火) 18:00~ menu : 1600m*4 r=200mjog @Prince Park
18時からと遅めのスタートでしたが、気温は25度前後とかなり暑く感じました。
この日は連絡を取っていたコーチの人が来ておらず、選手が自主的に進めていく形だったので、ついていくのでやっとでした。本メニューは近くの公園の半周1.6km土トラックを4回走り、間を200mjogでつなぐもので、明後日の記録会を考慮して、ペースは3.30-40のPRペース。軽めのメニューでした。その中で大学職員のDavinさんという人と交流があったので、一緒に写真を撮ってもらいました。
3/8(木) 19:24~ “Meet5” 800m 2:03.95 @Lake Stadium
滞在していたホテルから4㎞ほどのところに青タータンのトラックがあり、そこでVMC主催の記録会に参加してきました。
参加方法はVMCのサイトから簡単にエントリーでき、タイムテーブルやエントリーシートも事前にメールで送られてくるので、割と安心して記録会を迎えられました。
ちょうどトラックシーズンの締めくくりとして出場している選手が多く、かなりレベルとしては高かったと思います。800m&1500mの上位2組については動画が上がっているので、気になる人はそれを見てください。(以下の動画を参照。ちなみに私は3番目の組で走ったので、動画には映れませんでした泣)
私自身オーストラリアに来てからうまく練習ができていなかったので、調子を合わせられずタイムも散々でしたが、いい経験にはなりました。
3/10(土) 9:00~ menu:1000m*5 r=3’
オーストラリア最終日。この日はコーチのTonyさんが来てくださって、少人数だったこともあり、メニューの相談や交流を行うことができました。
自分より早い人がおらず、単相になってしまいましたが、気候はかなり良く、質も高く保つことができました。メニューの後は、オーストラリアだけに昼ご飯ではなく、Cafeでブレイクタイム。陸上関係の話をしており、チームの話や練習内容等まじめな話を結構していて、こういう時間の必要性も感じました。写真をお願いしたら快く承諾してくれたので、やはりオーストラリアの人はいい人ですね。
3/11(日) 日本帰国
オーストラリアでクラブ活動、記録会に参加して思ったことはいくつかありますが、一番は練習環境でしょうか。大学内にトラックがあるのはもちろんですが、少し走ると1周数キロもある公園がいくつもあり、土の走路になっているので、ロード以外でも不整地を生かした練習を取り入れることができます。また気候がそうしてよく、滞在中は1日も雨が降りませんでした。日本と違って乾燥しているので夏でも走りやすいという特徴があるでしょうか。そして特に驚いたのが記録会です。エントリーをネットから簡単に行うことができ、試合前になるとメールでエントリーシートからその日のコンディションまで送られてくるという徹底ぶりでした。正直感動です。
それとオーストラリアは日本と比べて食や健康の分野がかなり進んでいる印象を受けました。大学でもFOODと呼ばれる専門的な授業がありましたし、街中には健康を配慮した食品が多く並びます(栄養表示も日本より細かく、脂質もいくつかの項目に分かれていました。ちなみにオーストラリアではkcalではなくkJで表すのが一般的だそうです)。ランナー雑誌を手に取ればエビデンスをもとにした知識がたくさん手に入りますし、またランナーのほとんどがGPS付きの時計を活用し、自身の練習記録を共有していたりもしていました。そういった健康意識という面でも日本に比べて進んでいるのかもしれません。
今後は海外の雑誌などからも情報を仕入れていこうと思います。あとGPS付きの時計がほしいと感じました。(かなり高いのでコストパフォーマンスの良いものを探します汗)。陸上に対してプラスになる体験をたくさんすることができたので、今後機会があればまたオーストラリアには行ってみたいです。季節が逆になることを利用して、海外遠征というのもいいですね。
ということでオーストラリア体験記でした。みなさんも海外に行くことがあれば、観光だけでなく、クラブや記録会にも参加してみるのはどうでしょうか。